第一法規株式会社|教育研修一覧

2003/12/03号

社会的責任投資(SRI=Socially Responsible Investment)

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 従来の財務指標分析に基づいた投資基準に加え、法令順守や地域社会への貢献、環境対策、雇用対策、消費者対応といった「企業の社会的責任(CSR)」を考慮して投資対象企業を評価、選別する投資手法。
 1920年代、アメリカのキリスト教会が資産運用においてタバコやギャンブルといった業種を外したのが発祥といわれ、同国では70年代にSRIファンドが登場。
 ヨーロッパでは80年代から環境や人権に配慮する評価基準が加わり、2000年にはイギリスが年金法を改正して社会的責任投資の促進を打ち出している。
 社会的責任を重視する企業は労働意欲が向上し地域社会で高い評価を得、これが利益成長にもつながると見て積極的に取り組む企業が増えている。

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