Patent Cooperation Treaty。
ひとつの発明について複数の国へ出願し審査する負担を減らすことを目的に1970年、ワシントンで採択された条約。一通の願書を自国の特許当局かWIPO(世界知的所有権機関)に出せば、出願人が保護を求めるPCT加盟国123カ国すべてに出願したと見なされる。
日本は1978年に加盟。企業活動のグローバル化で国際出願は急増しており、2003年の日本の出願件数は1万6774件、2004年は8月23日時点で前年同期比17%増となっている。
WIPOは世界の知的所有権の保護を促進するため1967年にジュネーブに設立された国際機関で、PCTやパリ条約、ベルヌ条約など知的所有権に関わる条約を管理している。
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