2002年に制定、2003年に施行された「知的財産基本法」に基づき、内閣に知的財産戦略本部が設置された。これは日本の知的財産の創造、保護及び活用に関する施策を集中的かつ計画的に推進し、知的財産立国の実現を目的に設置されたもので、内閣総理大臣を本部長とし、各大臣と有識者から成る。戦略本部では法整備を含めた戦略の方向性を「知的財産推進計画」として2004年から毎年策定し、関係省庁に実現を促してきた。これまでに、知的財産高等裁判所の創設や大学の知的財産本部の設置、特許庁の体制強化、税関での水際取締体制の整備などが実現。「知的財産推進計画2006」は6月にもまとめられる予定。
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