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2008/01/29号

インサイダー取引

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 インサイダー(内部者)取引とは、投資判断に影響を及ぼすような会社の未公開の重要な内部情報に接する特別な立場にある者が、その情報が公表される前にこの会社の株式等を売買することを言う。
 対象としては、上場会社またはその親会社・子会社の役員や従業員、取引先、主要株主などの他、公開前に関係者らから取材で知ることができる報道関係者も含まれる。このような取引が行われると、一般の投資家との不公平が生じ、証券市場の公正性・健全性が損なわれるおそれがあるため、金融商品取引法の166条で規制されている。なお、金融商品取引法は旧・証券取引法を母体として改正され、複数の法律を一本化してその主要部分は2007年9月30日に施行された。

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