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2008/07/08号

排出量取引

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 排出量取引(ET:Emission Trading)は、CO2など温室効果ガスの排出枠を超過してしまった国や企業が、排出枠をまだ残している国や企業から排出枠を購入することができる制度だ。元々は1990年代の米国で、硫黄酸化物の排出規制に対応するために始まった方式で、その後、京都議定書の京都メカニズムによって、先進国同士で温室効果ガスを売買する排出量取引が導入された。この実施に先立ち欧州域内では2005年から取引開始しており、各国は排出枠を守るために、国内の発電所等や企業に排出枠を割り当てている。

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