社会的責任投資は、Socially Responsible Investment(SRI)の訳語。社会・環境などの倫理的観点を組み込んだ投資行動を指す。1920年代米国で、キリスト教の一派が資金運用をする際に、タバコ、アルコール、武器などの産業を避けたのが始まりと言われる。その手法は一般に、スクリーニング、株主行動、コミュニティ投資の3つに分類される。スクリーニングは、望ましくない銘柄を避けて投資するネガティブ・スクリーニングと、優れた銘柄を選定するポジティブ・スクリーニングに大別される。株主行動は、株主の立場から経営陣との対話や議決権行使、株主提案などを通じて企業に影響を与える手法。コミュニティ投資は、大企業対象ではなく、貧困など地域の課題解決を投融資により支援するもの。
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