複数の国の企業が参加して、企業間の競争を制限する協定(カルテル)を結び、国際的なレベルで市場の競争を制限すること。
米国やEUを中心に国際カルテルの摘発が増加しており、日本企業が巨額の罰金を支払う事例も増えている。米国やEUの競争法は、米国やEUの域外で行われたものであっても、米国やEUの域内市場に影響をおよぼす競争制限行為に対して適用される。
なお、日本の独占禁止法では、不当な取引制限または不公正な取引方法に該当する国際的協定や契約をしてはならないとして、国内におけるカルテルだけでなく、国際カルテルへの参加も禁止している。
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