AI 技術を利用するソフトウェアの開発を委託する契約。
「AI ・データの利用に関する契約ガイドライン」AI 編では、AI 技術を利用したソフトウェアの開発・利用におけるユーザとしては大企業から中小企業まで様々な企業が想定され、またAI 技術を利用したソフトウェアを開発するベンダも、大手ITベンダだけではなくベンチャー企業等も存在することから、広く全ての企業を契約当事者として想定している。
同ガイドラインでは、AI 開発に関する用語や技術特性を分かりやすく説明するとともに、開発契約については、当事者間の相互理解の促進や開発が頓挫した際の損害の拡大を抑えることを可能とすべく、開発プロセスを、(1)アセスメント段階、(2)PoC(※)段階、(3)開発段階、(4)追加学習段階に分けて探索的に開発を行う「探索的段階型」の開発方式を提唱し、それぞれの段階における契約方式や契約の考慮要素、契約条項例を示している。
※PoC:Proof of Concept(概念実証)。新しいプロジェクト全体を作り上げる前に実施する、コンセプトの実現可能性の検証。
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