輸出管理に関する国際的な条約と、4つの国際的なレジーム(輸出管理に関する合意)に参加し、厳格に輸出管理規制(キャッチオール規制等)を行っていると日本政府に指定された国のこと。
これらの国は、世界平和を脅かす大量兵器の開発・拡散等につながるおそれがある貨物や技術の輸出を厳格に管理しているため、大量破壊兵器の拡散が行われるおそれがないことが明白であることから、これらの国を仕向地とする輸出についてはキャッチオール規制の対象とすることを要しないものとされ、通称「ホワイト国」との名称が用いられてきた。
なお、2019年8月の輸出貿易管理令の改正に合わせて、国内外の実務者・関係者による理解を深める観点から、輸出管理上の国別カテゴリーの実務上の名称を「グルーブA」から「グループD」の4区分に整理し、「ホワイト国」は新たに「グループA」と呼称されることとなった。
<< 一覧へ戻る