2015年6月に東京証券取引所が策定した、実効的なコーポレートガバナンス(以下、CG)の実現に役立つ主要な原則をとりまとめた企業統治指針のこと。
CGコードにおいて、CGとは、会社が、株主をはじめ顧客・従業員・地域社会等の立場を踏まえた上で、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みを意味すると定義している。
CGコードは、①株主の権利・平等性の確保、②株主以外のステークホルダーとの適切な協働、③適切な情報開示と透明性の確保、④取締役会等の責務、⑤株主との対話の5つの基本原則から構成され、各基本原則の箇所において原則と補充原則が示されている。
CGコードには法的な拘束力はないが、投資家等にとって企業の価値判断材料となるため、各原則に従うもの(Comply)と、そうでないものについては、従わない理由を説明する(Explain)ことが求められる。
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