第一法規株式会社|教育研修一覧

2020/07/21号

vol.409


┌──┐   コンプラ活動通信
│\/│   ~働く人に役立つコンプライアンス情報~
└──┘


‥,
:☆:INDEX
'‥'


■ごあいさつ    
□コンプラニュース 個情委、新型コロナウイルス感染拡大対策に伴う個人データの取扱いについて事業者への回答を更新
■ニュースから気になるひとこと 要配慮個人情報
□新発売!『大江戸侍 コンプライアンス絵巻』ご紹介♪
■クイズ!「これって○?×?」 ~店舗のデザイン、保護される?~
□編集部ひとりごと    
※セミナールームは掲載しておりません

■■
■■ ごあいさつ ☆゜* +o○。・☆゜


 今回から、本メルマガの名称が
 「コンプラ活動通信~働く人に役立つコンプライアンス情報~」に
 変わりました。
 3文字増えましたが、意味は変わりません。

 そういえば、日本語(だけではないですが)には、略語が多々ありますね。
 意味も通じて字数を削減できて、とても便利です。
 しかし、ときに「おぉ、そことる?」と思うものもあります。

 例えば「ロサンゼルス(Los Angeles)」のことを「ロス」と略す表現。
 「Los」はスペイン語の定冠詞で、英語でいう「the」に相当する語だそう。
 それ自体では意味を持たないので、何を指しているかわからないんじゃ…?
 日本なら通じるからいいかと自分で言ってみたこともありますが、
 違和感を禁じえず、「ロス」と言うのをやめました(笑)。

 何気なく接する略語もよく考えると不思議なものがあるかもしれませんね!

 そんなことはさておき、これからも、私たちコンプライアンス推進室が
 中心となってお届けする、本メルマガを、何卒よろしくお願いいたします。

                         (キャリー)


■■
■■ コンプラニュース


◆個情委、新型コロナウイルス感染拡大対策に伴う個人データの取扱いについて事業者への回答を更新

 個人情報保護委員会は、2020年5月15日、新型コロナウイルスに関して
 「個人情報保護法相談ダイヤルに多く寄せられている質問に関する回答」
 と題する文書を更新した。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、事業者が個人データを取扱う機会が
 増えたが、感染情報や検査結果は、“要配慮個人情報”であり、本人への
 不当な差別や偏見等の不利益が生じないよう、取扱いに特に配慮が
 求められている。

 同文書は、従業員から感染者や濃厚接触者が出た際の個人情報の
 提供について等、特に多い質問への回答をまとめたもので、今回、
 「保健所の依頼に従い、新型コロナウイルスに感染した従業員の勤務中の
 行動歴を本人の同意なしに提供してよいか」という質問への回答が
 追加された。

 個人情報保護法は、個人情報取扱事業者に対し、保有する個人データの、
 本人同意のない目的外利用・第三者提供を原則禁じているが、人命等の
 保護や公衆衛生向上のため必要がある場合で、同意取得が困難なとき等は、
 本人同意のない目的外利用や第三者提供を認めている。


■■
■■ ニュースから気になるひとこと


◆要配慮個人情報

 本人の人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪の経歴、犯罪被害に
 遭った事実などのほか、本人に対する不当な差別、偏見その他の不利益が
 生じないように、その取扱いに特に配慮を要するものとして
 政令で定められた内容等が含まれる個人情報のこと。

 個人情報保護法では、個人情報を取得する際は利用目的を明示し、取得した
 個人情報を第三者へ提供する際は、あらかじめ本人の同意を得る
 (一定の要件を満たせば、本人の同意を得ることなく第三者に提供できる
 オプトアウト手続あり)よう定められている。

 しかし、要配慮個人情報を取得する際は、利用目的の明示に加え、
 原則本人の事前同意が必要となり、オプトアウト手続による第三者提供も
 認められていない。

 ただし、取得に関しては、法令に基づく場合、生命、身体、財産の
 保護のために必要がある場合や公衆衛生の向上等のため特に必要が
 ある場合等で、本人の同意を得ることが困難なときは、例外として本人の
 同意を得なくても認められる。

 個人情報保護委員会が公表している
 「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」で、
 詳細な内容を確認できる。
 


■■  新発売!
■■   『大江戸侍 コンプライアンス絵巻』ご紹介♪


 現代へタイムスリップしてきた侍と
 コミカルにコンプライアンスを学べる研修教材です。

 受講者の退屈感を解消するストーリーのミニドラマと
 研修担当者の負担を軽減するツールを、
 需要の高い15テーマ分収録しています。

 ◇仕様:DVD-ROM
  映像:MP4形式 (1本 約6分半)
  研修ツール:パワーポイント、ワード形式

 ◇監修:中村 葉志生(株式会社ハリーアンドカンパニー)
     涌井 美和子(合同会社オフィスプリズム)

 ◇法律監修:上村 剛(東京丸の内法律事務所 弁護士)

◆ 詳細はこちら
⇒ https://www.daiichihoki.co.jp/store/products/detail/103912.html


■■ クイズ!「これって○?×?」
■■     ~店舗のデザイン、保護される?~


 コンプライアンスに関するクイズを出題いたします。

 キ: ロクローさん、この写真みてください! 友達の勤める食品会社が
    運営するカフェなんですけど、メニューはもちろん、店舗の外観や
    内装のデザインにもこだわっていて、SNSでも人気なんです。

 ロ: お~、独創的なお店だね~。

 キ: でも最近、大手外食チェーン店に、無断でそっくりなデザインの
    店舗を出されたそうなんです。
    …デザインといえば意匠法で保護されるイメージですけど、
    店舗のデザインも保護されるんでしょうか?

Q.店舗のデザインは意匠法の保護対象となる?

A.なる
◇Aだと思う人はこちら⇒ https://com-kh.d1-law.com/comp/quiz/a.html

B.ならない
◇Bだと思う人はこちら⇒ https://com-kh.d1-law.com/comp/quiz/b.html


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■■  編集部ひとりごと 。* +o○。・☆゜


 部屋をいい香りにしたいと思い、アロマディフューザーを買って
 色々な香りを楽しんでいるのですが、その中でも
 「ベルガモット」が最高にいい香りで、大のお気に入りです。

 イライラしているときなどに嗅ぐと、自然と心が落ち着きます。

 「香り」だけでこんなに心に影響出るもんなのかな? と思って
 ネットで調べてみると、なんでも「嗅覚」は、視覚や聴覚と違い、
 脳に直接作用するらしいです。

 動物は「におい」で縄張りを主張したり、敵の脅威を
 察知したりするそうですが、それは「嗅覚」が
 脳に直接作用するからなのか~とひとりで納得しました。

                          (マユユ)

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