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2003/09/01号

商法・有限会社法の条文を平仮名口語体に変更

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 一般的に会社法というと、商法のうち第二編(会社編)と有限会社法、商法特例法をまとめて表現したものとされるが、商法、有限会社法ともに古い法律であるため、片仮名文語体で記述されており、条文自体が読みにくい(商法は明治32年、有限会社法は昭和13年に制定されている)。商法に関しては、条文の読みにくさに加えて、相次ぐ改正を経ているので制度間に不均衡が生じているという指摘もある。このため、「会社法(現代化関係)部会」が設置され、現代語化、会社法制の一本化と規定の整理に伴う必然的な内容の見直し、各種制度間の規律の不釣合いの調整、今回の現代化審議をきっかけとした内容の見直しなどが検討されている。「味わい深い」片仮名文語体ではあるが、実務家からすると使い慣れた平仮名口語体の方が喜ばしいところだろう。

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