企業の不祥事が後を絶たない中、大手投資信託運用会社が相次いでSRI(社会的責任投資)ファンドを設定している。
個人投資家向けでは5月内に野村アセットマネジメントが内外企業を対象とするSRIファンドを、大和証券投資信託委託は国内企業を対象に設定する予定。また住友信託銀行や富国生命は確定拠出年金を対象としたSRIファンドを設定する。大和投信のSRIファンドは、アンケートを基に評価する調査会社のデータに大和投信が企業の成長性などを加味し50~100銘柄に絞り、信託報酬の一部をNGOなどに寄付するというもの。住友信託のSRIファンドは、連携する日本総合研究所が「法」「環境」「社会」の観点から選別、住友信託が経営の効率性などを加味し約80社に投資する。
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