西武鉄道は10月13日、グループ企業が保有する西武鉄道株の比率を過少に有価証券報告書に記載していたこを発表、訂正を届け出た。さらにコクドがこの虚偽記載発表前の約7,262万株を売却したことが分り、購入した企業や個人が買い戻しや契約取り消し、損害賠償を求めている。
同月27日には、西武鉄道系の伊豆箱根鉄道も30年間、有価証券報告書に実際にはグループ会社4社が保有する株を400人分の個人名義株と虚偽の記載をしていたことを発表している。東証は上場廃止基準の虚偽記載にあたるとして西武鉄道株を監理ポストに置き上場廃止審査を開始。証券取引等監視委員会は、西武鉄道とコクドについて証券取引法違反の可能性もあるとして調査する。
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