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2005/04/19号

カネボウ、2150億円の粉飾決算公表

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 カネボウは4月13日、旧経営陣による粉飾決算問題に関し、2000年から2004年3月期までの5年間に総額2,150億円に上る巨額の粉飾があったことを公表した。昨年10月に内部の経営浄化調査委員会が2002年と2003年に連結最終利益の粉飾があったことを発見、その後監査法人が調査したところ、架空売り上げと経費の過少計上や不採算子会社を連結対象から外して隠ぺい、また在庫の過剰評価等、数々の粉飾があったことが判明した。
 同社は5年分の有価証券報告書を訂正し、旧経営陣の法的責任については刑事、民事両面での対応を取ることを示唆。また東証は有価証券報告書への虚偽記載が上場廃止基準に当たるか審査に入る。

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