EU加盟国は12月13日、EU臨時競争担当閣僚理事会で新化学物質規制「REACH」案について合意した。EU内で生産、輸入される化学物質について、企業はその特性や安全性に対する評価、用途などの情報提出(登録)を義務づけられ、安全性の立証責任とそのためのコストはEU各国政府ではなく企業側に移る。
2006年秋に最終採択され、2007年にも施行される見通し。規制の対象はEUで流通する全ての製品に含まれる化学物質になる見通しで、EUへの輸出を行っている日本の化学、電機、自動車、繊維メーカーなどは、新たな管理体制を整備する必要に迫られている。
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