厚生労働省は12月8日の労働政策審議会に、一定条件を満たすホワイトカラー社員を労働時間規制の対象外とする制度(日本版ホワイトカラー・エグゼンプション)や労働契約法の新設など、新しい雇用ルールに関する報告案を提出した。
ホワイトカラー・エグゼンプションの対象者となる一定要件として出されたのは、労働時間の長さで成果を評価できない業務に就いていることや、権限や責任を相当程度伴う地位にあることなどで、年収については「相当程度高い」という表現にとどまり、具体的な額については見送られた。
労働者側の反発は強く、年末までの最終報告案提出に向け労使間の調整を行う。厚労省は最終報告案を受け、労働基準法の改正案などに着手、来年の通常国会での提出を目指すとしている。
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