2007年12月9日、栃木県の苺農園「長苺園」が、外国人研修制度・技能実習制度の下で中国から来た実習生5人を解雇。警備員同行で成田空港までバスで連れて行き強制的に帰国させようとした。
実習生らは全統一労働組合に連絡して保護され、同じ日に同農園が加入する協同組合の6農園から10人が逃げ出し合流した。7農園は栃木県の最低賃金を下回る時給500円の残業代しか払っておらず、15人は過去約3年間の未払い賃金計約5,225万円の支払いを求めている。外国人実習生をめぐっては、パスポートを雇用主が預かる等の強制労働にあたる対応や、賃金不払い、劣悪な生活環境、労働安全衛生等、労働・人権面の問題が全国で続発している。
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