全国で約800の店舗を展開するクリーニング業界大手の「きょくとう」は、「住宅・商業地域にある18ヵ所の工場で使用が禁止されている引火性溶剤を使用している」との報道を受け、12月28日、自社のホームページ上で「一部の工場で違反があったのは事実」と報道の内容を認めた。
建築基準法では、引火性の石油系溶剤を使用する工場は、火災の際に爆発的に燃える危険性が高いため、工業系地域以外での立地が禁止されている。同社では、「M&Aや営業譲渡で業務を引き継ぎ操業している工場がほとんど」で、以前から石油系溶剤を使用していたため、「建築基準法に違反しているという認識が甘く操業してきた」とし、「工場の移転と非可燃性溶剤への変更など、早急に改善を行っていく」としている。
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