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2014/01/15号

消費者庁、食品の不当表示で措置命令

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 多数のホテルチェーンや百貨店等において、提供する料理のメニューに関して実際に使われていた食材と異なる不適切な表示が行われていた事案が次々と明らかになり、消費者庁は、景品表示法違反(優良誤認など)が疑われる事業者に対して立入検査を実施し、2013年12月19日、再発防止等を求める措置命令を出した。
 政府は、今回の食品の不当表示が生じたのは、事業者のコンプライアンス意識の欠如はもちろん、景品表示法の趣旨・内容の周知が不徹底であったことや、行政の監視指導体制に問題があったことなどが原因だったとして、景品表示法のガイドラインの作成、周知・遵守の徹底や、違反事業者に対して都道府県知事が措置命令を行えるようにするなどの景品表示法の改正を検討している。

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