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2016/11/08号

過労死等防止対策白書の公表

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 2016年10月7日、政府は、過労死等防止対策推進法に基づき、「平成27年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況」(過労死等防止対策白書)を閣議決定した。同白書は過労死等防止対策推進法に基づき、国会に報告を行う法定白書で、今回が初めての国会報告となる。
 同白書によると、仕事疲れや職場の人間関係が原因・動機の一つと推定される自殺者数は、2015年は2159人となっており、年間2000人を超える状態が続いている。また、2015年度の業務における強い心理的負荷により精神障害を発病したとする労災請求件数は過去最多の1515件、支給決定件数は472件(うち未遂を含む自殺93件)となっている。

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