2019年11月1日、内部通報制度認証(自己適合宣言登録制度)の登録社数が30社となった。公益社団法人商事法務研究会より登録事業者一覧が公表されている。
2019年2月から導入された自己適合宣言登録制度は、企業不祥事の予防・早期把握・是正に不可欠な内部通報制度の実効性向上を図る内部通報制度認証の一つで、事業者が自らの内部通報制度を審査した上で、指定登録機関による登録を受ける。事業者にインセンティブを与えつつ、その取組を促進し、内部通報制度の質を向上することが目的である。
内部通報制度認証を取得することにより、消費者・取引先からの信頼確保、ブランド力向上、優秀な人材確保につなげることが期待できるため、自己適合宣言登録制度に登録した旨をホームページ等で積極的に報告する企業が増えている。
今後、第三者機関が事業者の内部通報制度を審査・認証する第三者認証制度の導入も予定されている。
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