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2020/03/24号

「ながら運転」の厳罰化

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 改正道路交通法が2019年12月に施行され、運転中に通話をしたり(ハンズフリーを除く)、スマホ等の画面を注視・操作する「ながら運転」に対するペナルティが強化された。
 具体的な内容は以下のとおり。
 ①ながら運転をした場合
  ・違反点数と反則金を3倍に引き上げ
  「1点」→「3点」/「6,000円」→「18,000円」
  ・罰則の引き上げ・新設
  「5万円以下の罰金」→「6か月以下の懲役または10万円以下の罰金」
 ②ながら運転により事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合
  ・違反点数を3倍に引き上げ
  「2点」→免許停止となる「6点」
  ・罰則の引き上げ
  「3か月以下の懲役または5万円以下の罰金」→「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」
  ・刑事罰の適用
 従来は、反則金を納付すれば罰則の適用を受けないで済んでいたが、罰金刑か懲役刑のみが適用される。
 施行後、各地で逮捕者も出ている。

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