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2020/06/23号

経産省、「テレワーク時における秘密情報管理のポイント」を公表

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 2020年5月7日、経済産業省は、「テレワーク時における秘密情報管理のポイント(Q&A解説)」を公表した。
 新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、多くの企業でテレワークが実施されているが、同時に、企業内部で保管していた秘密情報を、従業員の自宅などの外部へ持ち出す必要が生じている。こうした中、同資料では、企業の秘密情報を適切に守りながら、テレワークを実施していく上でのポイントを、主に不正競争防止法上の「営業秘密の保護」の観点からQ&A形式で解説している。
 同資料では、「営業秘密の保護」について、自社が保有している情報のうち秘密として管理しようとする情報の範囲を明確にし、秘密情報が記載された媒体に「マル秘」や「社内限り」の秘密表示を付す、ID・パスワードを設定する等、従前どおりの秘密管理措置を再確認し、必要に応じて追加措置をとることが有用であるとしている。
 なお、テレワーク環境の整備や、テレワーク時のセキュリティ確保の方策等については、総務省が2018年4月に「テレワークセキュリティガイドライン 第4版」を公表している。

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