2021年6月11日、東京証券取引所はコーポレートガバナンス・コードの改訂にあわせて有価証券上場規程の一部改正を行い、同日から施行することを発表した。
今回の改正は、金融庁と東京証券取引所が事務局をつとめる「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」からの提言を踏まえ、提言に沿って改正を行っている。コーポレートガバナンス・コードの改訂は、2018年6月以来3年ぶりである。
今回の改訂の主なポイントは、以下の通りである。
1.取締役会の機能発揮
2.企業の中核人材における多様性(ダイバーシティ)の確保
3.サステナビリティ(ESG要素を含む中長期的な持続可能性)を巡る課題への取組み
上場会社は、東京証券取引所へ遅くとも2021年12月末までに、今回の改訂に沿ったコーポレートガバナンス報告書の提出を行うことが必要となる。
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