2021年10月2日、NTTドコモは、同社を名乗るショートメッセージサービス(SMS)から、フィッシング詐欺の被害が発生したと発表した。
10月1日時点で、被害人数は約1,200人、被害金額は約1億円に上る。同社は、被害にあった利用者へ対して、申告内容を確認した上で、被害金額を全額補償する予定。
同社によると、フィッシング詐欺は次のような手法で行われた。
悪意のある第三者により「ご利用料金のお支払い確認が取れておりません。ご確認が必要です」などと書かれたSMSが利用者へ配信される
→利用者が、このSMSに記載されたURLへアクセスすると、「NTTセキュリティ」などを装った不正
なアプリのインストールおよびネットワーク暗証番号の入力を促される
→暗証番号を入力すると、利用者の意図せぬ不正購入が行われる被害が発生する
同社は、身に覚えのないSMSやメールを受信した場合、リンク先をクリックして暗証番号などを入力しないよう、注意を呼びかけている。
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