2022年3月1日、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は関係省庁と連名で、サイバーセキュリティ対策の強化について注意喚起を発出した。同日、トヨタ自動車が、サイバー攻撃を受けた仕入先のシステム障害の影響で、国内の全工場を稼働停止とした事象を受けたもの。
政府機関や重要インフラ事業者をはじめとする各企業・団体等において、サイバー攻撃への対策強化に加え、サプライチェーン全体を俯瞰して、適切なセキュリティ対策を実施するよう求めている。また、具体的な対策として、以下を挙げている。
・リスク低減のための措置(本人認証の強化、セキュリティパッチの迅速な適用等)
・インシデント(※)の早期検知(各種ログの確認等)
・インシデント発生時の適切な対処・回復(データのバックアップ、社内連絡体制の準備等)
※サイバーセキュリティの確保に支障を及ぼすおそれがある、重大な事象
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