第一法規株式会社|教育研修一覧

2004/01/13号

~今最も熱いキーワードは「コンプライアンス」!~の巻

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社会的にいよいよ定着してきた「コンプライアンス」という言葉。大きなニュースもたくさん!あなたは、チェックしていますか?

つき先輩、最近「コンプライアンス」っていう言葉、あちこちで見かけるようになりましたねー。

そうだよね。新聞読んでいても、ほぼ毎日関連記事が載ってるよね。

先輩、ちゃんと新聞読んでいるんですね!えらい!

…ちょっとお待ち。あたしゃー筋金入りのキャリアウーマンだわよ。スポーツ新聞読んでるイメージのほうが強いかも知れないけどねー、全国紙だって目を通してるわよ!

(無視して)うちの「こちらコンプライアンス推進室」のクリック数もものすごく増えたんですよ。うれしいなぁ。

本当にうれしいわね。ところで、最近のコンプライアンス関連の大きな出来事、列挙できるかしら?

あ、ゆき先輩!

えーと、大手自動車会社の記事が印象に残っています。

そうね。整備士試験問題の漏洩事件をきっかけに、再発防止を誓って、まずは社長メッセージの全社展開を緊急で行ったし、法令遵守や企業倫理の確立のためにコンプライアンスの徹底強化にあらためて取り組むと発表したわね。この会社は、もともとコンプライアンスには積極的・体系的に取り組んできたけれど、それだけにこの事件に強いショックを受けたと思うわ。

しかし、なにか起こってしまったときの対応って、とても大切ですよねー。この会社は社内の業務全般を監査する専門組織を設立するし、漏洩を引き起こした技術・人材開発室も解体したし、役員をはじめとする社内措置も厳しいものだったし。反省の気持ちが消費者に伝わってくるような気がする。

そう、こういう対応の早さや対応内容の的確さを世間はよく観察しているから、対応が的確であれば、ダメージは最低限に押さえることができるわね。他にはどうかしら、つきちゃん。

んー、そういえば「社会的責任フォーラム」っていうのが発足したんですよね。

NPO(民間非営利団体)ね。日本でもようやく米国並みにSRI(社会的責任投資)が定着していきそうね。

発起人はどんなところなんですか?

大和証券グループ本社、イトーヨーカ堂、日本政策投資銀行といったところ。呼びかけ人は、後藤敏彦さん。環境監査研究会の設立に携わった方で、環境報告書ネットワークの代表幹事をやっていらっしゃるの。

コンプライアンスは、こうやってじわーっと確実に社会的に浸透してきてるってカンジがするなぁ。

これからが肝心よ。ひとりひとり、全員に浸透していなければだめなんだから。私たちの使命は、果てることなく続くのよ。がんばりましょう。

はいっ!(ゆき先輩、いつになく熱いよね…)

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