サイトの2ちゃんねる上でのネタが話題になり、「電車男」という書籍が発刊されましたね。映画化もされ、ドラマ化もされ…。いまや、サイト内の情報は、誰もが手軽に閲覧出来るだけでなく、書き込みをして情報交換をすることも出来る時代。自分のホームページを作るのも容易になりました、そこに…会社の批判や内部事情を書くなんていう人もいるんじゃないでしょうか?
いやぁ~「電車男」読んだんだけど、純愛って感じでよかったなぁ~!!読んだ?!
いや…まだ…読んでないですー。リアル・ラブ・ストーリーとか何とかでしたっけ?
しかし、WEB上に投稿されていた話がこんなにも話題になるなんて、時代は変わったよなぁ~。
会社のリアル情報を自分のホームページに掲載して、問題になった人がいた…なーんて事件ありましたよね?
自分のホームページにまで会社の事を書くなんて、仕事熱心じゃない?!
こら~っ!!き~ん~のぉ~!!
あ”…ゆき先輩…。
まぁ、仕事熱心じゃないと、自分のホームページにまで仕事の内容を書くなんて出来ない…っていう考え方もあるけど、問題になったんだから、問題点がどこにあったかくらいわかるわよね?
う…書かれた内容ですね!!
この場合は、たしか会社の信用や品位を害する内容でしたよね…。会社の批判も、単なる愚痴として友人に話すのと、WEB上に公開してしまうのとでは、レベルが違いますもんね。
会社の批判が、的を射た内容であったとしても、ホームページ上で部外者と議論する内容ではないですよね。
一人が書いた内容で、会社の信用を低減させてしまう…考えてみればおっそろしぃ~!!
でもね、この問題は、就業規則の懲戒事由に該当するとしても、即懲戒処分か、というと難しい内容だと思うの。
それって、さっきおっしゃってた“仕事熱心がこうじて”っていう部分が関係してますか?
そう。なぜ掲載しているのかっていう意図を本人から聴くことが第一かしらね。その上で、掲載することによって会社の信用をどう失墜させるのかを認識させて、削除してもらい、今後は掲載しないように求めることがいいわね。
弁解の余地を与えるんですね。それでも応じなかったら…っていう具合に段階を踏むのか…。
就業規則に懲戒事由の定めがない場合はどうなるんですか?
これも、社会常識に照らして、明らかにおかしい場合でも、弁解の機会を与えてから…となるわね。ただ、微妙なケースは、就業規則の定めがない場合は、当然には懲戒処分はなし得ないと考えたほうがよさそうね。
会社としての予防策はありますか?
就業規則には、ホームページを利用したケースは具体的に定めていないことが多いと思うの。今後は、こういったホームページ関連のケースは多発する可能性があると思うわ。だから、ホームページを通じての会社の名誉・信用を失墜させる行為についても具体的に明記することが必要ね。
社員としては、もし、WEB上に会社のネタを掲載する場合には、自分が書いた内容によって会社が損害を被るか否か、問題にならないかを常に考えながら…そしてあらかじめ上司に許可を取るなどしておくことが好ましいですよね。
俺も気をつけよーッと。愚痴があってもWEB上に書き込みなんてしないで、べっきぃに言うからよ!聞いてくれよな!!
あ、私はそのお役、遠慮します…。
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