第一法規株式会社|教育研修一覧

2007/07/12号

~ワーク・ワイフ・バカンス???~の巻

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近頃マスコミでよく耳にする『ワーク・ライフ・バランス』。直訳すると『仕事と生活の調和』といったところでしょうか。社員のための次世代育成支援法や育児・介護休業法とともに、会社のためにもなるという『ワーク・ライフ・バランス』とは?

たなやん先輩、聞いてくださいー(泣;)

どうした?!セクハラか?パワハラか?(欧米か?と言いたいが、ぐっとこらえて)

うちの部長、明日が大事なセミナーだっていうのに『ワーク・ライフ・バランスだから』とか言って3時に帰っちゃったんですよー。コンプラ推進室全員で残業です(泣;)。まだ書類も山積みだし・・・。

そういえば、熱男部長も『ワーク・ライフ・バランス』は管理職の責務だっ!って熱く語っていたなあ。

うちの部長『ワーク・ライフ・バランス』を勘違いしていないでしょうか。

ところで『ワーク・ライフ・バランス』って何だっけ?

たなやん先輩ぃーーー(怒)!

よっしー、うちの部長は若干勘違いしているわ(困;)

ゆき先輩(涙;)!

ゆき先輩(羨望)!

『ワーク・ライフ・バランス』っていうのは、社員の能力を十分に活用できる会社づくりのために、社員が仕事も生活も両方充実して取り組めるよう会社が働き方や職場の環境を整えることをいうの。それには社員の労働時間管理や健康管理、自己啓発など、企業によってさまざまな取り組みがあるのよ。

仕事の経験豊富な人が、育児や介護のために会社を辞めずに、在宅やパート社員として働く、というのもひとつですよね。また、男性社員の育児休業を推進する動きもありますし。

そうね。厚生労働省では平成18年10月に『男性が育児参加できる働き方を可能とする取組』を発表しているわ。企業のトップをはじめ管理職や従業員が仕事と生活の調和を意識することを第一として、会社では、人事制度や労働時間、人員や業務の管理の制度などを整える、といったことを言っているの。

ここ最近、マスコミでも多くの企業の取り組みが報道されていますよね。

会社の経営的な面で言えば、以下の点で生産性が向上するといったメリットがあるわ。
1.優秀な人材の確保と定着
2.社員の能力や意欲の向上
3.業務の効率化
社員にはもちろん管理職も含まれるけれど、うちの部長は1と2を忘れているみたいね。

熱男部長の言っていた意味がわかったような気がします。

ところでゆき先輩、明日のセミナーの準備でまだまだ私たち帰れそうにないんですが、お子さん大丈夫ですか?

わたしは、夫が『ワーク・ライフ・バランス』を実践しているの。子育ても家事もしてくれるから、さながら『ワーク・ワイフ・バカンス』ってとこかしら。うふふ・・・。

(ゆき先輩素敵・・・)

(俺もゆき先輩のご飯を作りたいです・・・)

参考:厚生労働省HP

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