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2011/04/26号

~「3R」って何のこと?~の巻

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お昼休みから戻ってきた大麦さん。足尾さんが、ふと気になったようで・・・。

大麦さんのトートバック、かわいいですよね。

ありがとうございます。このトートバックがあるから、もう何年もレジ袋をもらっていないんですよ。

へぇー、そのためだったんですね。ボクはいつももらっちゃってます。

足尾さんも、マイバックを持つようにしたほうがいいですよ。商品を包装する容器や袋を減らす取組みを行うことが、法律で事業者に義務づけられていますし。

事業者って、誰のことですか?

衣料品や食品などの小売店や、書籍・文房具店などで、「指定容器包装利用事業者」と呼ばれているんです。

なるほど。だから、レジで「袋いりますか?」って聞かれたりするんですね。

「容器包装リサイクル法」という法律で、これらの事業者が廃棄物の排出を抑制する取組みを行うことや、排出量が多い事業者に対しては、取組みの実施状況を国に定期的に報告することを義務づけているんです。

そうか。ボクも協力しなきゃな。

ところで、足尾さんは「3R」って言葉、知ってますか?

「スリーランホームラン」なら、知ってますけど。

・・・そうじゃなくて、「3R」!

なんですか、それ?

Reduce、Reuse、Recycleの「三つのR」のことで、環境と経済が両立した循環型社会を形成していくためのキーワードです。

Reduceは、聞いたことがないです。

Reduceは廃棄物の発生を抑えること、Reuseは一度使用した製品を捨てずに繰り返して使うことをいうんです。

Recycleは?

製品化された物を再度資源化して、新たな製品の原料として利用することです。「3R」には、優先順位があるんですよ。

優先順位ですか??

<1>ごみを減らす(Reduce)、<2>繰り返し使う(Reuse)、<3>再び資源として利用する(Recycle)という順番で、エネルギーがより節約できる順番なんです。

なるほど! ボクもマイバックを持つようにして、「3R」頑張ります!

○産業構造審議会「循環型経済システムの構築に向けて」において
「3R」の取組みを事業者、国民、地方公共団体などが連携して進める必要性を提言し、それぞれに求めるルールを設定
民間活力の活用による市場メカニズムの活用や、「3R」技術の研究開発に集中的に投資することにより新たな循環型対応・環境ビジネスを創出・発展させる必要があると提言

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