第一法規株式会社|教育研修一覧

2015/06/09号

~メールの宛先を間違えそうになった!~の巻

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足尾さんが、突然、慌てはじめました。いったいどうしたのでしょうか?

うわっ、危ない!!

どうかしたんですか?

人事部にメールするはずの社外秘の資料を、間違って取引先の会社に送りそうになっちゃったんです。いや~、ギリギリで気づいてよかった~。

どうして間違えそうになったんですか?

たまたま取引先の担当の方と苗字が一緒だったんです。紛らわしいですよね~。

紛らわしいって、足尾さん、それはあなたの問題よ!

あっ、えり先輩!!

最近、宛先間違いなどの、メールの誤送信による情報漏えいが増えているのよ。

確かにメールって、便利ですけど、その分ミスも起こりやすいから怖いですよね。関係のない人に、営業秘密や関係者外秘の資料を送ってしまったら、うっかりミスではすまないですし。

そうね。取引先別にアドレスを分類しておく、必ず相手の会社名を名前の冒頭に入れておくなど、宛先間違いを防ぐための対策が必要ね。

はい! 早速やります!!

宛先は正しくても、添付する資料を間違うこともありそうですよね。

「社外の人に社外秘の資料を間違って送ってしまう」「別の会社に送るつもりの見積書を添付してしまう」などね。

うわっ、怖いですね。

宛先だけでなく、添付する資料も間違いがないか確認するようにしてね。

そういえば、取引先から送られてきたメールの宛先欄に、知らない人のアドレスが大量に入っていて、びっくりしたことがあります。

それもよくある誤送信のひとつね。「BCC」欄(受け取った相手に相互のアドレスがわからない)に入れるべきアドレスを、間違って「CC」欄に入れてしまったという例が多いわね。

受信者全員に送り先のアドレスがわかってしまうことになるから、個人情報の漏えいにつながりますよね。

う~ん、気をつけよう…。

それから、万が一、メールを誤送信してしまったら、すぐに、電話やメールで誤送信先や関係者に謝罪して、メールの削除依頼をするようにしてね。知らん顔は禁物よ!

はいっ!

メールって、つい気軽に送ってしまいがちだけど、送信前に、「宛先」「添付ファイル」に間違いがないか、「CC」や「TO」欄への入れ間違いがないか、必ず最終確認をするようにして、ミスを防いでね。

いくら、会社が情報漏えい対策をしていても、私たちひとり一人が気をつけないと、うっかり送ったメールから重大な社内情報が漏れてしまいかねませんよね。

送信前に、再確認! よろしくね。

はいっ! わかりました。

【メールの誤送信を防ぐためのチェックポイント】
・メールを送る前に下記事項を確認する
◆宛先が正しいか
◆受信者に見せてはいけないアドレスが、「TO」や「CC」欄に入っていないか
◆間違ったファイルを添付していないか

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