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第4回 コンプライアンスと私の仕事のつながり

コンプライアンスって、私の仕事とどうつながっているのかな?

多くの企業で、コンプライアンス教育の担当者が苦心しているのが、「どうしたらコンプライアンスを、自分自身の業務や生活とのつながりのなかで理解してもらえるか」という点ではないでしょうか。

オオタケさんも、コンプライアンス教育の担当者の一人として、組織のメンバーである従業員に、コンプライアンスを「自分の日常業務や生活、経験と結びつけて理解してもらうこと」の難しさと大切さを痛感しているといいます。

「コンプライアンス教育で難しすぎる言葉が使われていれば、自分の日常業務や生活と結びつけてコンプライアンスを理解することが妨げられてしまうでしょう。ですから、少しでも身近に感じてもらえるよう、噛み砕いた説明をするよう心がけたり、映像やイラストを活用したり、現場に即した事例で解説したりと、試行錯誤を重ねています」とオオタケさんは話します。

自分の業務にあてはめたイメージができなければ、コンプライアンスに対して、「自分には関係ないこと」「他社のことであって、自社にはあてはまらないこと」という印象をもってしまうのも、無理はありません。