Ａ．その通り

残念！！　間違いです！！

　昨今、若者を中心に、大麻所持による検挙者が急増しています。「知り合いに誘われた」「興味本位」「ストレス発散」といった軽いきっかけで大麻に手を出す人がいるのが実態で、2014年以降、検挙件数は増加の一途をたどり、毎年過去最多を更新しています。コロナ禍により人と会う機会が減り、家で一人で過ごす孤独感などにより、大麻などの薬物に手を出してしまうといった例もあるのかもしれません。しかし、大麻所持は最高で懲役５年の実刑が科される犯罪なのです。
　「大麻は常習性がないから、いつでもやめられる」「大麻は他の薬物より安全、害がない」「海外では大麻が合法化されている国もある」などの情報が、人々の警戒心を薄れさせています。実際、警察庁が2021年中の一定時期に大麻取締法違反で検挙された人に対して行った調査によると、大麻の有害性の認識が「ない（全くない、あまりない）」人は全体で77.0％に上りました。しかし、そうした都合のいい情報は誤りです。
　大麻に限らず、薬物の使用は健康を害するだけでなく、刑事罰を科され、職を失い、やがて生活が立ちゆかなくなります。当たり前の日常を取り戻せず、人生を台無しにすることになるため、絶対に手を出してはいけません。

法律監修：大久保　達弁護士 （平光・大久保法律事務所）
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