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│\/│ 女3人でつくる「ビジネスの法律がわかるメルマガ」
└──┘ ◆痛い目にあわないために◆
Vol.113 2008年03月26日
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:☆:INDEX
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■ごあいさつ | ||
□コンプラニュース | : | シャープが太陽光発電パネルのシェアNo.1の座を海外企業に奪われる |
■ニュースから気になるひとこと | : | RPS法 |
□クイズ!「コレって○?×?」 | : | 個人情報の委託 |
■コンプラQ&A | : | 成分の表示と企業の責任 |
□編集部ひとりごと | ||
※セミナールームは掲載しておりません |
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■■ ごあいさつ
なんだか最近、急に春。今朝、家を出るときに、向かいのマンションの桜が、うすいピンクに色づいておりました。もうけっこう咲き始めているんですね。咲き始めの桜、大好きです。桜が咲く季節に、思い出すようにしていることがあります。それは、わたしが新入社員として、はじめて会社へ向かった入社の日のこと。朝の満員電車も、はじめてでした。(日本全国のなかでも、乗車率の高さで有名らしい満員電車。ぎょえっ。)電車のなかで、かんぜんに人の波に押しつぶされ、比喩じゃなく倒れそうになってるわたしに、大丈夫かと声をかけてくださった方がいました。みるからに新入社員だったわたしを、心配してくださったのでしょう。それ以来、わたしは満員電車が、口でいやだというほどに、嫌いでなかったりもします。今年もそろそろ、街に「あきらかに新入社員」なひとたちがあふれだす季節ですね。(よっしー)
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■■ コンプラニュース
長く太陽電池の生産量世界一を誇ったシャープが、2007年にはドイツのQ-cells社に抜かれ2位になったことがわかった。3位だった京セラも中国のSuntecPower社に抜かれ4位になった。2004年には4位だったQ-cells社がサンヨー、京セラ、シャープを軒並み抜き去った格好だ。オイルショック以降、国を挙げて太陽光発電の研究開発を進めてきた日本は2006年には世界生産量の49%を占めていたが、大きくシェアを落とす見込みだ。
また、導入量でも日本は1997年から2004年まで世界一だったが、国が設置促進の補助金を打ち切った2005年にドイツに抜かれている。
Q-cells社の躍進の背景にはドイツの「固定価格買取制度」に支えられた太陽光発電への旺盛な民間投資があると見られ、日本のRPS法の見直しの機運が高まることが予想される。
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■■ ニュースから気になるひとこと
2003年に施行されたRPS法(電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法)は、エネルギー安全保障や環境保全の観点から、電気事業者に対し新エネルギー由来の電気利用を一定量義務付けるものだ。電気事業者は、自ら新エネルギーで発電しても他から購入してもよく、グリーン電力証書を購入してもよい。
ただし、ドイツの固定価格買取制度が導入目標を2010年に12.5%、2020年に20%としているのに比べ、RPS法では2010年に1.35%、2014年に1.63%と目標設定が低い。また、RPSはRenewables Portfolio Standardの略で、一般に再生可能エネルギーを対象とするのに対し、日本ではCO2を排出する廃棄物発電なども含めた新エネルギーを対象としている。このため、京都議定書の目標達成のために現在のRPS法は不十分であるという声もある。
■■ クイズ!「これって○!×?」
■■~個人情報の委託~
コンプライアンスに関するクイズを出題いたします。こっちが正解だ!と思う方のリンク先をクリックしてください。○か×か、すぐにわかり、詳しい解説を見ることが出来ます。Let's try!
たなやん | : | 年度末って、何でこんなに忙しいんですかね? |
筋野さん | : | 仕方ないだろう。われわれ労働者は「働かざる者 食うべからず」だ。 |
たなやん | : | そうっすね。ところで今度、○×メールさんに、チラシの郵送作業をお願いしようと思っているんです。当社の顧客名簿のデータを渡しちゃえばいいですかね? |
筋野さん | : | 「背に腹は変えられない」から、業務多忙につきよろしくお願いしますって、頼むしかないな。 |
えり | : | ちょっと、待って!その顧客情報には、お客様のメールのアドレスや電話番号も記載されているんじゃないの?そんなことしたらダメよ。 |
たなやん | : | えっ、そうなんですか? |
Q.次のうち、正しいのはどちらでしょうか。
A.委託する業務内容と関係ない個人データを委託先に提供してはならない
◇Aだと思う人はこちら⇒ https://com-kh.d1-law.com/comp/quiz/a.html
B.委託先における委託された個人データの取扱状況を管理していれば大丈夫
◇Bだと思う人はこちら⇒ https://com-kh.d1-law.com/comp/quiz/b.html
■■ コンプラQ&A
■■ ~成分の表示と企業の責任~の巻
わたしたちの身のまわりの商品やサービスには、それぞれほんとうにたくさんの法律が関係しています。今日は、身近にある商品の、法的な表示を題材に、えり先輩が企業の責任を説きますよ!
よっしー | : | センパイ、そのピンクの口紅、かわいい~!! |
みち | : | この春の新作コスメだよ。おひる休みにとなりのデパートで買ってきちゃったわ~♪ |
よっしー | : | え~っ、いいなあ。口紅の入ってる箱までかわいい☆もったいなくて箱もすてられないですね! |
みち | : | ほほほ♪♪♪箱だけならよっしーにあげるよ(笑) |
よっしー | : | え、いらない…。でもこの箱、よくみるとなんかいろいろ書いてありますよ。この口紅、ずいぶんいろんな成分がはいってるんですねえ~。 |
えり | : | ふふ。化粧品に含まれてる成分が、きちんと表示されてるでしょう? その化粧品をつくったり、輸入や販売をしたりしてる企業の責任が、ちゃんと明確になってるってことよ。 |
よっしー | : | あっ、えり先輩!! |
◇この続きはこちら⇒ https://com-kh.d1-law.com/comp/bn/qa/2008/q_080326.html
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■■ 編集部のひとりごと
今月末発刊予定の「経営戦略としてのワーク・ライフ・バランス」。日本を代表する34社の取り組みを興味深く拝見させていただきました。男性の育児休暇の積極的な取得を促進したり、再雇用の仕組みを作ったり、在宅勤務制度を導入したりなど、『ライフ』を充実させるために色々な働き方の見直しを行っています。日本全体での『ワーク・ライフ・バランス』の実現には、まだまだ障害が多そうですが、先進企業の取り組みを知る、いい機会になるのではないかと思います。『ライフ』なしには生活は成り立たないので、個人的には積極的な取り組みを期待しております。。。(たなやん)