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2010/05/11号

vol.164


┌──┐ 
│\/│ 女3人でつくる「ビジネスの法律がわかるメルマガ」
└──┘ ◆痛い目にあわないために◆

Vol.164 2010年05月11日


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■ごあいさつ    
□コンプラニュース 2010年版中小企業白書、ワーク・ライフ・バランスへの取組みを促す
■ニュースから気になるひとこと ワーク・ライフ・バランス
□クイズ!「コレって○?×?」 業務命令なのに…
■コンプラQ&A 業績とコンプライアンスのジレンマ
□編集部ひとりごと    
※セミナールームは掲載しておりません

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■■ ごあいさつ


 アイディアがポンポン出てくる人がいます。スラスラとものが書ける人がいます。いつも示唆に富む話ができる人がいます。
 ある一人に、何かコツはあるのかと尋ねると、「インプットしているから」と、いたってシンプルな答えが。もちろん、最終的には発想力や表現力の問題なのでしょうが、彼らに共通しているのは、とにかく沢山の本を読んでいること。主要な新聞・雑誌は当然読んでいます。一見、専門分野に関係なさそうな小説なども、沢山読んでいます。専門分野の話をしていても、小説を引き合いに出した例え話やジョークが飛び出します。
 インプットなくしてアウトプットなし。いたってシンプルなことでした。(みち)


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■■ コンプラニュース


◆2010年版中小企業白書、ワーク・ライフ・バランスへの取組みを促す

 4月27日、政府は2010年版の中小企業白書を閣議決定した。
  白書は「第1部 最近の中小企業の動向」と「第2部 中小企業の更なる発展の方向」の2部で構成されている。
 第1部では、中小企業の業況について、全体としては持ち直しの動きが見られるが、業種・規模によって違いがあり、今後もデフレ・円高などのリスクがあることを指摘している。
 第2部では、省エネなどの環境・エネルギー制約や、少子高齢化時代の人材の確保・定着への対応を促したほか、自らの強みを活かしてアジアを中心に増大する需要の増加を自らの成長に取り込んでいく必要性を指摘。少子高齢化時代の新事業展開に関して、ワーク・ライフ・バランスの取組みに熱心な中小企業はそうでない企業と比較して、従業員のモチベーションが高く、定着率や生産性も向上しているとした。


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■■ ニュースから気になるひとこと


◆ワーク・ライフ・バランス

 ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活の調和をとること。『一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる』(2007年12月18日決定「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」)こと。
 今回の白書では、ワーク・ライフ・バランスへの取組みが高い中小企業は「社風や組織風土が自分によく合っている」「会社の発展のためなら人並み以上の努力をいとわない」「今の職場で働いていることを誇りに感じる」とする従業員の割合が、取組みが低い企業に比べてそれぞれ30ポイントほど高くなっており、定着率や生産性向上のほか、仕事の質の向上、現場での創意工夫の増加、顧客満足度の向上にもつながっていることが報告されている。


■■ クイズ!「これって○!×?」
■■~業務命令なのに…~


コンプライアンスに関するクイズを出題いたします。こっちが正解だ!と思う方のリンク先をクリックしてください。○か×か、すぐにわかり、詳しい解説を見ることが出来ます。Let's try!

筋野さん はぁー、サラリーマンはつらいなぁ…。
たなやん どうしたんですか、めずらしく元気ないですね。
筋野さん 実は、俺の学生時代の友人が談合の罪で逮捕されたんだ。しかも、会社も懲戒解雇だって。仕事一途でまじめで、犯罪なんかにはおよそ縁のない奴だと思ってたんだが。
たなやん そんなにまじめな人なら、会社のためを思ってやってしまったんじゃないですか?
筋野さん そうなんだよ。談合があった会合にも上司の命令で出ていただけなのに、違法行為を命令した会社に、従業員をクビにする権利があるのか?
たなやん なんか納得できないですよね。

Q.違法行為を命令した会社が、どうして従業員をクビできるのでしょうか?

A.社員に責任を転嫁して会社を守るため。
◇Aだと思う人はこちら⇒ https://com-kh.d1-law.com/comp/quiz/a.html

B.会社には企業秩序を維持する権利があるから。
◇Bだと思う人はこちら⇒ https://com-kh.d1-law.com/comp/quiz/b.html


■■ コンプラQ&A
■■ ~業績とコンプライアンスのジレンマ~の巻


業績確保とコンプライアンス、「どっちを取るの~?」と板ばさみ。「コンプライアンスを選ぶべきなんていうのは理想論だ!」というのが、あなたの本音ではありませんか??

筋野さん なあ、ちょっと相談があるんだけど。
たなやん な、何ですか?(あらたまって相談なんて、こわいな~)
筋野さん 今期の売上目標達成まで、あと少しなんだ。
たなやん さすがフットワークだけは軽い筋野さん、目標達成すれば、来期は昇格ですね。
筋野さん 「だけ」って何だよ! まあいいや。それが今、契約交渉中のある案件が、ほぼ受注確実なんだけど、お客様の社内手続きに時間がかかってるみたいで、正式な契約締結が来期にかかってしまいそうなんだよ。でも、絶対取れるんだから、今期の売上として立てちゃっていいよな?
たなやん う~ん・・・。でも、目標達成まであと一件なんですし、ここは柔軟に考えていいんじゃないですか?
筋野さん こういう話をえり先輩が聞いたら、目くじら立てそうだけど、現実的に営業の現場では仕方ないよなー。
えり こーんーにーちーはー(怒)。
筋野さん ふがっ!!!(飲んでいたコーヒーを噴き出す)

◇この続きはこちら⇒ https://com-kh.d1-law.com/comp/bn/qa/2010/q_100511.html


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■■ 編集部のひとりごと


 4月までの天候不順から一転、連休は気持ちのよい晴天続きでしたね。
 みなさんは楽しい連休を過ごせましたか?私は、遠出はしなかったのですが、近所の動物園が無料開放していたので遊びに行ってきました。ゾウやシカ、アヒルなど可愛らしい動物がたくさんいるなかで、一番長居してしまったのは、サル山です。遊んでいるようすを見て、サルたちの人間関係(サル関係?)を想像したりして楽しめました。
 ゾウのようすもじっくり見られたのですが、その動物園には1頭しかゾウがいないため、話し相手や遊び相手がいないのかな、と思うと少し寂しい気持ちになってしまいました。映画みたいに、違う動物同士でも会話できたり、夜の動物園で楽しんでいたらいいのにな、などと思ってしまいました。(大麦)

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