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CSR・コンプライアンス広報部の高橋様、久保田様、鈴木様

第49回 伊藤忠エネクス株式会社(1)

第49回は、伊藤忠エネクス株式会社にお伺いしました。伊藤忠エネクス株式会社では経営理念に「社会とくらしのパートナー エネルギーと共に・車と共に・家庭と共に」をかかげ、時代のニーズに合ったエネルギー事業を展開し、豊かな社会や快適なくらしに貢献することをめざしておられます。今回はCSR・コンプライアンス広報部の高橋様、久保田様、鈴木様にお話をうかがいました。

(インタビュアー:足尾)

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◆1 エネクスグループのCSR・コンプライアンスと体制について

エネクスグループのコンプライアンス理念について教えてください。

久保田氏 エネクスグループは、「コンプライアンス」を当社グループが社会的責任を果たすために、「業務に関連する法令の遵守から、法令を超えて定めた社内規程、さらに健全な企業風土の根幹を成す行動規範、グループ行動宣言などまでを遵守すること」と定めています。
また、コンプライアンスを重視した経営をグループ全体に浸透させていくために、「CSR」と「コンプライアンス」を組み合わせた「CSR・コンプライアンス」という表現を組織体制(例:CSRコンプライアンス・広報部)、業務規程(例:CSR・コンプライアンスプログラム)などに用い、日々の業務においてコンプライアンスの徹底に取り組んでいます。

社内のCSR・コンプライアンス体制について教えてください。

久保田氏 お客様、お取引先、サプライヤー、地域社会、従業員、株主・投資家の皆様や環境活動など、当社のすべての事業活動に関わるステークホルダーへの社会的責任を果たすため、グループ全体を機能的に管理するCSR・コンプライアンス体制を構築しております。

CSR・コンプライアンス委員会の役割について具体的に教えてください。

久保田氏 CCOを委員長としたCSR・コンプライアンス体制の中核を担う運営組織です。CSR・コンプライアンス委員会は経営会議の諮問機関として開催され、当社グループの社会的責任に関する全社方針、重要な環境活動(環境マネジメントシステム)や保安に関する議題などを包括的な枠組みのもとで審議し、必要な決議や適切な提案を行います。

コンプライアンスの取り組みを社内やグループ会社に徹底する仕組みがあれば教えてください。

久保田氏 CSR・コンプライアンスの取り組みをグループ全部門に徹底するために「CSR・コンプライアンスプログラム」があります。CSR・コンプライアンス活動の推進体制、経営理念、社員の行動規範、グループ行動宣言、事件・事故発生時の対応、緊急連絡網の整備、災害対策本部の設置等、CSR・コンプライアンスの観点からの重要項目を網羅し、教育・研修の機会や日常の業務において積極的に活用しています。
この「CSR・コンプライアンスプログラム」は社内イントラネットに掲載するだけでなく、手帳サイズの小冊子を作成し(写真左下)、グループ行動宣言カード(写真右下)と共に全グループ社員に配布し、常時携帯させることにより、CSR・コンプライアンス意識の浸透を図っています。

 

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*この記事は2009年11月に取材したものです

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